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「イギリス紳士のワイン」の真髄でもあるポートワインは、外見上いくつかに分類されます。1960年以前は、「ウッド・ポート」と「ヴィンテージポート」の2種類がありました。ここでは、ヴィンテージポートについてお話します。
ポートワインは1970年までは、550リットル入りの大樽に(パイプと呼ばれる)詰められてイギリス(デンマークなどその他2、3国へも)へ船で出荷され、収穫から2年後にビン詰めされていました。ビン詰めは、輸入業者やワイン商がやっていたそうです。
大金持ちの大邸宅では、執事か酒蔵係が行うのが19世紀まで続き、1970年からはすべてのヴィンテージポートはヴィラ・ノヴァ・デ・ガイアという地で輸出業者がビン詰めしなければならなくなったそうです。
そして、ある年の環境状況が良いと思われる時期に「ヴィンテージポート」としての「宣言」が行われるそうです。環境状況が良いとは、その年に最高の品質のワインが出来た年ということと、その宣言をしようとする時期に、市場環境が整っているということです。
例えば1931年は素晴らしい年だったが、1932年から1933年にかけての大不況のためにヴィンテージ宣言をするどころではなかった時は、その宣言はされないそうです。
大手業者の大半がその品質とタイミングに同意した時に初めてヴィンテージ宣言が出される。
なんとも複雑な感じです。
しかし、ヴィンテージポートの難点は、熟成に長い時間がかかってしまう事といわれています。少なくとも10年から20年さらにもっと寝かせなければいけないので、大変な資本がかかってしまう・・・。しかしピークのヴィンテージポートは、なんともおいしいワインになるのです。
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